「その靴かっこいいね」
最初自分にかけられた言葉だと気づかず、2回目でビックリして振り返る。
仕事でお世話になっている社長さんだった。
「えぇー! ありがとうございます、靴は好きです!」
間を空けたらいけない、戸惑いで喉がムグムグしたままなんとか言葉を発した。
驚いたけど、嬉しくて、でも照れくさかった。
それから少し社長さんと話した。
「上着はバーバリーでしょ? 高いでしょう。」
「バーバリーは好きなんですけど、とてもじゃないけど新品は買えないので全部古着ですよ」
「服は頻繁に買うの?」
「頻度は多くないかもですが、買っても結局気に入ったのばかり着ちゃいます。好きなものは直してもらったりして」
うんぬん。かんぬん。
の、結果。
「あれ? 俺ってもしかして服がかなり好きな人間なんじゃない?」
服は昔から好きだったけど「みんなそんなものでしょう」と思っていて、
自分が特別好きなわけでもないと暮らしていたので、なんだか新鮮な発見だった。
…もう42歳ですけど(笑)
いまさら気づいた。
高校生の頃、ドラゴンアッシュが超絶人気でその影響で「B-BOY」のようなファッションをしていた。
その年の頃はなんだか「不良っぽい」のが「かっこいいファッション」くらいの認識で、
不良でもないのにそんな服装だった。
今思えば入り口はDoragon Ashだったけど、そこからRapが好きになって、その頃のアーティストがみんなそのような服装だったので真似してる感覚で、不良という感覚はなかった。
でも今振り返ると、中学生の頃から好きだった気がする。
お小遣いをもらったら、イオンで「PIKO」のTシャツなんて買ってた。
いとこからおさがりでGジャンをもらって、それには白いパンツが良いかなと思って白パン買った。
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